いいもん見っけくま
一番すごいのは・・・・
お母さん?


私が所属する「博多21の会」では、最近メーリングリストを始めました。
私はあまりメールを出さないのですが、会員のみなさんはそれぞれ
経営者なので、日常の何気ないやりとりの中から
「やっぱ、みんな頑張ってるんだねぇ」とか
「こういう考え方もあったのか」
などと、元気や勇気をいただいています。
さて、下記のようなメールのやり取りがありました。
(本人掲載了解済み)

Sさん、皆様、おはようございます。二宮です。
さて、昨今マスコミで話題の本「チーズはどこに消えた」読まれましたか?
「チーズはどこに消えた」に関し、書き込みをさせて頂きます。

『継続する企業の本質は何か?
それは「圧倒的な強み」を持つと同時に、「継続的なお客様の支持」が
得られるだけの「独自の企業力」を持つということ。
お客様になくてはならない価値の提供ができること。
そのためには「従来事業の再構築」と「新規及び関連事業の開発」が
必要である。従来事業の再構築を進めながら、これからも伸びていくための
条件を必死になって構築し、新規及び関連の事業を開発すること。
たとえ今成長を続けている有望な市場で事業展開をしていても、
いずれは成熟化するし、やがては衰退していく。
時代の移り変わりとともに、お客様の求める物は変わり、
求められる商品・サービスのかたちも変わっていく。
中期的には自社の強み(コア・コンピタンス)を徹底的に発揮し、
ナンバーワンが確保できる事業分野に重点を集中すること。
そのためには「選択と集中」することであり、「捨てて絞り込む」こと。

博多21の会には経営に関しても、人生に関しても先輩方ばかりですので、
若輩者がこのようなことを書き込むのもお恥ずかしいのですが・・・。
チーズを探すのも経営なら、チーズを作り出すのも経営。
やはり、21世紀の経営者は方からスニーカーをぶら下げておくことも
必要なのでしょうか。
「チーズはどこに消えた?」につき、皆様のご意見を
頂戴できれば幸いです。
(この本、日本語の題名は「チーズはどこに消えた?」ですが、
原題は「Who moved our cheese?」とかそういう題だったように
記憶しております。ここら辺の感覚も英語版と日本語版では
違うのでしょうか?!)』

以上、二宮さんのメールより


歳のおかげで、今でこそ少しは丸くなりましたが、
若い頃の私は「何で私が人に踊らされんといけんのね?」と
ファッションでも音楽でも何でも、とにかく人が「良い!」というものは、
絶対によせつけないコンペイ糖のような角々の可愛くない女の子でしたが、
二宮さんのメールに触発されて、とうとう読みました。
「チーズはどこへ消えた」
「日進秒歩」のこの変革の時代に「変わらなければ」ならないことは
わかっていながら、「どう変わるべきか」わからない。
しかしながら、何かに取り組んでゆかなければと
模索している「今の時代」の鏡のように感じました。

翌日日曜日はバレーの大会でした。
バレーシューズを履きながら、メンバーの一人が
A「チーズはどこへ消えた。読んだ?」
B「読んだ、読んだ、なんであんなに売れるんかねぇ」
C「そうっちゃ、私なんかいっつもピンチだらけよ。
給料前は赤字にせんめーと思って、米とかもなるべく買わんのよー。
こないだなんか米びつに米はないし、冷蔵庫はカラッポやし、
どうしようかと思ったけど、前の晩のカレーが
残っとったけ、冷やご飯炒めてカレーのせて、ホワイトソースのせて
チーズのせて、チンしてカレードリア作ったんよ。
失敗したらどうしようかと思ったけど、
そん時は子供たちにラーメンでも食べさせとけば
飢え死にせんやろーと思ってね。
結構おいしかったっちゃ。」
A「ホントやんねー。じっと待っとっても旦那の給料増えんしー、
下がる一方!残業つかんもんねー」
何だかんだバカ話しているうちに試合が始まりました。

中学3年間、ママさんバレー歴17年、トータル20年で
出た試合はおそらく200は下らない。
今日はチームが絶好調の余裕の勝利だったこともあって、
私はこの日初めて感じたのです。
jun「あれ、バレーってなんか仕事に似てる。まるで組織の一部署で
みんなで大プロジェクトに取り組んでいるような・・・・」
バレーボールは周知の通り、1(レシーブ)、2(トス)、3(スパイク)で
ボールを相手コートに返し、失点を競うものですが、
常に次の人の動きを念頭に置いてプレーします。
どこにボールを持っていけば次の人がプレーしやすいか。
レシーバーは「いいトスあげてね」
の想いを込めてセッターにボールを送り、セッターは
「打ってよ」と念じながら一生懸命トスを上げてくれます。
みんなの願いがこもったボールを打ち、スパイクが決まったときは、
みんな自分がアタックを決めたかのような喜びようです。
ミスをすれば相手の性格に合わせて、励ましたり、
しかったり、慰めたり、そしてネットをはさんで敵とのかけひき、心の読みあい。

うちのチームは、今新旧交替の時期で10年前に
全国大会ベスト8まで引っ張ってくれたキャプテン以下、
先輩3名が、快く若い人にポジションをゆずり、
後進を育てています。
まだまだ、ポジションに慣れなくて、時には
ぶつかったりゆずり合ったりのミスもありますが、
その都度、「これは誰のボールね」と確認し合ったり、
「次は合図しようね」などと、少しずつお互いの呼吸が
つかめてきました。
でも他のチームはそれが出来なくて、
60過ぎてもシッかとポジションを固持してゆずらない
大御所のお姉様方がたくさんおられます。

素晴らしいチームメイトに恵まれ20年もバレーを続けられたことを、
この日初めて気づきました。
試合が終わって弁当を食べながら、またまた
「チーズは・・・・・」の話で盛り上がりました。
A「変わるとか、変わらんとか、そんな段やないっちゃ
あたしら主婦はまずは『晩ご飯何する?』やもんねぇ」
jun「お茶おかわりちょーだい」
コップを受け取ろうと手を伸ばした途端、ひざの上の弁当を
ひっくり返した私・・・。
A「あーぁ、うちの子供なら『こら、あんたがしゃんしゃんせんけんよ』
とか言って、怒鳴るとこなのに、ほら、ティッシュ ティッシュ!」
jun「かぼちゃのコロッケおいしかったのに・・・」
B「マツ、(バレー部の私のニックネーム)ご飯はひっくり返ってないけ、
食べれるから、私のおかず、一緒に食べよ」
C「コロッケ、ほら、半分食べり!」
D「ホラ、私のも半分」
半分×6 合計3個のかぼちゃコロッケを食べて、
おなかいっぱいの私でした。

毎日の何気ない繰り返しの中に、学ぶことっていっぱいあるんだ・・・。
「チーズは・・・・」のおかげでバレー歴20年にして
初めてバレーと仲間たちの素晴らしさと今まで、
ボーっとしとったから、気がつかんやったということに
気づかせて頂いた私でした。

チャンチャン




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